MADDENING NOISE Memorandum
戦国無双&OROCHI中心二次創作文垂れ流し人の雑記帳
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ちょっと半蔵の気持ちを整理しなければ――と、思って書いてみましたらw
タイトル通り、惑乱を極めてしまいました(苦笑)
以下、R18 BL 半コタ 半蔵サイドと言っときましょうか。
もしかしたら小太郎サイドのお話も書くかもしれない。
それをしたら、更に惑乱極まるかもしれないwww
お目汚し、よろしければ、どうぞ^^
タイトル通り、惑乱を極めてしまいました(苦笑)
以下、R18 BL 半コタ 半蔵サイドと言っときましょうか。
もしかしたら小太郎サイドのお話も書くかもしれない。
それをしたら、更に惑乱極まるかもしれないwww
お目汚し、よろしければ、どうぞ^^
『惑乱極みて痛みを覚ゆ。』
「はん、ぞ」
掠れた、声。
耳にねっとりと絡みつく。
「あ、あ、あ、」
しっかりと繋がったそこをゆすってやれば、
掠れ声は艶を帯び、吐息と共に動きに合わせ漏れ忍ぶ。
「は、ん、」
激しさはない。
先から、ゆるく、ゆるく攻め続け、だがもう、こちらの限界も見えていた。
「も、、、と、、」
もどかしげに、青白い腕が肩に延びてくる。
好きに掴ませてやると、強い力で引き寄せられ、背中を丸めて唇を求めてきた。
ふい、と顔をそむける。
不安げに、問いかけるように、いっぱいに開いて、こちらを見やる、瞳。
「な、ぜ、」
その瞳が見たいのだ、などとはさすがに云えぬ。
意地悪く嗤って、
「まだ、だ」
と応えてやった。
互いの腹で、此奴の肉を挟みつけて、ゆるく擦る。
肩に掴んだ手を離して、紅毛溢れる頭をふって薄い唇を噛む。
その姿を見たいのだ。
早く、早く逝かせてくれ、と、鈍く輝く瞳に涙が薄らと溜まる。
その姿が見たいのだ。
半蔵、半蔵と、おれの名を呼ぶ。
その声が聞きたい。
「あ、あ、はんぞ、ぅ」
切なげな喘ぎを洩らし、お前がおれを求める声が――。
狂おしく、もどかしく、おれは、声を漏らす。
「他の男に抱かれるな」
青白い唇の端が、かすかに持ちあがり笑みをかたどった。
小さく頷かれる顎。
「他の男の名を呼ぶな」
子供のような嫉妬を口にすれば、笑みは更に深くなる。
「うぬ、だけ、だ――我を愛でるのも、我、が、愛でるのも、」
身体を起こし、愛おしげにこの黒髪を、撫でる手。
幾百幾千もの命を易々と屠る手が、たどたどしく愛おしさを現して、黒髪を撫でる。
苦しい――嗚呼、苦しい。
此奴を欲すれば欲する程、狂おしさが身体に満ちて、どうすれば良いのか、わからぬ。
いっそこの手で滅してしまえれば――。
狂った想いに目を霞ませていれば、再び近づいた唇が、おれの唇を吸う。
思わず声を上げ泣き叫びそうになる。
駄目だ。
涙などとうに枯れ果てたはずだ。
初めて人を殺した時、初めて人を謀った時、初めて忍になった時。
たばかり、ころし、生きてきた。
何が嘘で何が真実なのか、おのれでもわからぬ。
苛立ちが、動きも息も荒くした。
「はんっ」
強く強く肉を穿つ。
目前の魔は、声を上げて、またのけぞる。
肉と肉のあたる音が室に、響く。
これとて、同じ。
これとて、忍。
互いが互いをだまし、隙あらば殺す。
そうで、あろう。
そうで、あって、くれ。
やがて意識は白濁し、溢れ出る想いに、思考は押し流される。
一瞬訪れる、仮初めの、死。
この瞬間をこそ、おれは欲する。
「こた、ろ、う――あ、、、し、、、い、る、」
漏れ出た言葉は、虚しく響き、溶け消える。
ただ、闇より伸びた二本の青白い腕が、おれの肩を掻き抱き、痛い程に強く掴んで離さぬので、
「すまぬ」
ただ、そう云うしかなかった。
涙は流れぬ。
例え、これの命がおのれの目の前で消えるとも、流す涙などとうにない。
だが――
「はんぞう、」
この声に呼ばれれば、おれはどこであっても逝くだろう。
煉獄の淵を渡り、地獄の果てへでも――。
おのれを繋ぐ鎖を断ち切り、ただ、貴様の声だけを追って――。
「半蔵――」
「夢だ」
「――夢」
「ありえぬ夢を、見た」
「ありえぬ、か」
「そうだ、ありえぬ」
情事の後の余韻を振り切り、ゆっくりと脱ぎ捨てた装束を纏う。
誰にでもくれてやれる、ゆるい口づけを残して、逃げるように天守を後にする。
例えば今宵、あれの足を掬う策略の一手を打つのがおのれの仕事としても、心に惑いは一切ない。
それが、忍。
それが、影。
だが
――惑いはなくとも、痛みは、あろうよ――。
闇の中、口布の下で、おのれの唇が、意図せず歪んだ。
⇒end
公私の棲み分けの出来ぬかわいそうな、忍。
「はん、ぞ」
掠れた、声。
耳にねっとりと絡みつく。
「あ、あ、あ、」
しっかりと繋がったそこをゆすってやれば、
掠れ声は艶を帯び、吐息と共に動きに合わせ漏れ忍ぶ。
「は、ん、」
激しさはない。
先から、ゆるく、ゆるく攻め続け、だがもう、こちらの限界も見えていた。
「も、、、と、、」
もどかしげに、青白い腕が肩に延びてくる。
好きに掴ませてやると、強い力で引き寄せられ、背中を丸めて唇を求めてきた。
ふい、と顔をそむける。
不安げに、問いかけるように、いっぱいに開いて、こちらを見やる、瞳。
「な、ぜ、」
その瞳が見たいのだ、などとはさすがに云えぬ。
意地悪く嗤って、
「まだ、だ」
と応えてやった。
互いの腹で、此奴の肉を挟みつけて、ゆるく擦る。
肩に掴んだ手を離して、紅毛溢れる頭をふって薄い唇を噛む。
その姿を見たいのだ。
早く、早く逝かせてくれ、と、鈍く輝く瞳に涙が薄らと溜まる。
その姿が見たいのだ。
半蔵、半蔵と、おれの名を呼ぶ。
その声が聞きたい。
「あ、あ、はんぞ、ぅ」
切なげな喘ぎを洩らし、お前がおれを求める声が――。
狂おしく、もどかしく、おれは、声を漏らす。
「他の男に抱かれるな」
青白い唇の端が、かすかに持ちあがり笑みをかたどった。
小さく頷かれる顎。
「他の男の名を呼ぶな」
子供のような嫉妬を口にすれば、笑みは更に深くなる。
「うぬ、だけ、だ――我を愛でるのも、我、が、愛でるのも、」
身体を起こし、愛おしげにこの黒髪を、撫でる手。
幾百幾千もの命を易々と屠る手が、たどたどしく愛おしさを現して、黒髪を撫でる。
苦しい――嗚呼、苦しい。
此奴を欲すれば欲する程、狂おしさが身体に満ちて、どうすれば良いのか、わからぬ。
いっそこの手で滅してしまえれば――。
狂った想いに目を霞ませていれば、再び近づいた唇が、おれの唇を吸う。
思わず声を上げ泣き叫びそうになる。
駄目だ。
涙などとうに枯れ果てたはずだ。
初めて人を殺した時、初めて人を謀った時、初めて忍になった時。
たばかり、ころし、生きてきた。
何が嘘で何が真実なのか、おのれでもわからぬ。
苛立ちが、動きも息も荒くした。
「はんっ」
強く強く肉を穿つ。
目前の魔は、声を上げて、またのけぞる。
肉と肉のあたる音が室に、響く。
これとて、同じ。
これとて、忍。
互いが互いをだまし、隙あらば殺す。
そうで、あろう。
そうで、あって、くれ。
やがて意識は白濁し、溢れ出る想いに、思考は押し流される。
一瞬訪れる、仮初めの、死。
この瞬間をこそ、おれは欲する。
「こた、ろ、う――あ、、、し、、、い、る、」
漏れ出た言葉は、虚しく響き、溶け消える。
ただ、闇より伸びた二本の青白い腕が、おれの肩を掻き抱き、痛い程に強く掴んで離さぬので、
「すまぬ」
ただ、そう云うしかなかった。
涙は流れぬ。
例え、これの命がおのれの目の前で消えるとも、流す涙などとうにない。
だが――
「はんぞう、」
この声に呼ばれれば、おれはどこであっても逝くだろう。
煉獄の淵を渡り、地獄の果てへでも――。
おのれを繋ぐ鎖を断ち切り、ただ、貴様の声だけを追って――。
「半蔵――」
「夢だ」
「――夢」
「ありえぬ夢を、見た」
「ありえぬ、か」
「そうだ、ありえぬ」
情事の後の余韻を振り切り、ゆっくりと脱ぎ捨てた装束を纏う。
誰にでもくれてやれる、ゆるい口づけを残して、逃げるように天守を後にする。
例えば今宵、あれの足を掬う策略の一手を打つのがおのれの仕事としても、心に惑いは一切ない。
それが、忍。
それが、影。
だが
――惑いはなくとも、痛みは、あろうよ――。
闇の中、口布の下で、おのれの唇が、意図せず歪んだ。
⇒end
公私の棲み分けの出来ぬかわいそうな、忍。
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