MADDENING NOISE Memorandum
戦国無双&OROCHI中心二次創作文垂れ流し人の雑記帳
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どこが消えているんだ、どこがっ!な管理人です(ガクリ)
萌えの加速が止まらず、思わず書いてしまった昨日のSSSが現パラだったのが悪かった。
半コタ書いたら半ねねも書きたくなるのは当然の理で……
許してほしいオフ友たちよ、これですっきりしたはずだから orz
現パラ「クロスライン」最後まで読んでいらっしゃる方限定作品w
読んでらっしゃらない方にはネタバレの或いはなんのこっちゃなお話になる可能性大、です。
21日にUpしたSSSの一つ前の話、半蔵×ねねです。
タイトルは、、やっぱり思いつかない。
、、、甘いよ、珍しく半蔵がデレてるよ。
半蔵はデレたらかなりデレデレだといいという願望の元、忍ではない現代人の半蔵ならいいだろうとデレさせてみました。
3千字一挙公開だから、携帯様文字が切れてたら云って下さい。
-----
⇒end
↑これが最後の合図でございまする。
では、おひまでしたらば追記リンクよりどうぞm(__)m
萌えの加速が止まらず、思わず書いてしまった昨日のSSSが現パラだったのが悪かった。
半コタ書いたら半ねねも書きたくなるのは当然の理で……
許してほしいオフ友たちよ、これですっきりしたはずだから orz
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読んでらっしゃらない方にはネタバレの或いはなんのこっちゃなお話になる可能性大、です。
21日にUpしたSSSの一つ前の話、半蔵×ねねです。
タイトルは、、やっぱり思いつかない。
、、、甘いよ、珍しく半蔵がデレてるよ。
半蔵はデレたらかなりデレデレだといいという願望の元、忍ではない現代人の半蔵ならいいだろうとデレさせてみました。
3千字一挙公開だから、携帯様文字が切れてたら云って下さい。
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⇒end
↑これが最後の合図でございまする。
では、おひまでしたらば追記リンクよりどうぞm(__)m
ずいぶん手間のかかった現場だった。 なに、こっちに不首尾があったわけではない、ただ本当に複雑怪奇な地所であって、現場を目にせぬ事にはまともな図面ひとつひけなかっただけであったが、それにしても地元の担当者がずさんなお陰で、大変な時間と労力を使わされてしまった。
休み返上で丸十日――社の方は部下に任せて、まあこれと云った変事もなくなんとかなったらしいのが幸いであったが、課の長が十日も部屋を開けていて大丈夫であったというのも、少々もの寂しい思いもする。 今日とて、社に戻ると云うのを「お疲れでしょうからそのまま帰ってお休み下さい」と、気遣われているのだとはわかるにしても妙に冷たく云われて、少し凹んだ。 そりゃあ、確かにこれからまだ社で二つ三つ片付けなければならない仕事がある、と云われれば正直辟易する程疲れてはいたが、要らぬと云われると不安になると云うか、寂しくなると云うか――。
だがまあ折角の休みだ、後にしてきた仕事の事はもう忘れて、ここはゆっくり休ませて貰おう。 そう頭を切り替えた。 まだ四時を少し回ったくらい、そぼ降る雨の生憎の天気ではあるが、まだ十分明るい夕暮れの街並み。 新幹線の窓から見える景色が徐々に見慣れたものに変わってきて、おれはやっと少し息をついた。
そろそろ降りる準備をしなくては――ネクタイを緩め大きくなるおれの住む街の景色をウキウキと見つめていると、駅前の豪奢なホテルが目に飛び込んできた。 口元が、ゆる、と綻んでくるのが自分でもわかる。
このまま乗り継いで自分の部屋に帰ろうか、それとも――
おれは後者を選んで、ポケットの携帯を取り出し、<帰って来たのだが、部屋におられるだろうか>と、ねね殿にメールを打った。 もし彼女が空いているなら、小太郎も誘って食事かおれの部屋に一緒に帰るのもいい。 一人の部屋に一人で帰るのは寂しいものだし――、なにより早く二人の貌が見たいと、そわそわとしている自分が可笑しく思え、少し笑った。
<居るよ、今駅なの? だったらすぐ貌が見たい!>
返信は即座にあって、思わずにやけた自分の貌を慌てて手で隠さねばならなかった。
<シャツが切れて昨日のものを着ているが、臭いと怒ったりはしないだろうか?>
浮かれたおれの返信には<馬鹿♪ シャツごとじゃぶじゃぶ洗ってあげる!>と返事があった。
おれは入念に手で貌を隠したまま新幹線を降り改札を抜け、駅を出てからそれを報告する。
<あと少し!フロントには通してあるから、早く早く!>
…嗚呼、緩む、貌が。 自分自身がいい歳をしてこんなに緩い男であったとは、ねね殿や小太郎と付き合い始めるまで本当に知らなかったのだ。 そう云えば、小太郎にも帰ったと報告しなくては――そう思った矢先、ねね殿から、
<実は今日は夜から予定があるの、でも貌だけでも見たい…我儘でごめんね>
何時からかはわからなかったがこれは急がねばと、おれは携帯をポケットにしまいこんで駅前のホテルに早足で駆け込んだ。
エレベーターのドアが音もなく開閉し、おれはフロアに吐き出される。 何度来てもどうも慣れない足音を見事に吸収する厚手の絨毯の上を、おっかなびっくり歩いた。 目前の角を曲がればねね殿の部屋はその突き当りだ。
ブリーフケースを右手に、汚れ物の詰まったボストンバックを左肩に担いだ疲れたサラリーマンがよれよれと歩くには高級すぎる廊下を、それでも貌を上げ胸を張って歩く。 いつもここを歩く度に思う、本当におれのような凡人が、ねね殿のような女性と付き合っていても良いものなのか。 小太郎などは余りそう云った事を気にせぬようだが、おれはやはり気になる。 ねね殿に恥をかかすような事になっていなければ良いのだが――
なんとはなしに、大人しく自分の部屋に帰れば良かったかな、と後悔しながら廊下の角を曲がった途端、突然柔らかく暖かい躯に飛びつかれた。
思わず上げそうになった声を、ぐっと堪える。 顎の下で揺れる朽葉色の髪の柔らかい感触に目眩を覚えながらも視線を前にやると、ねね殿の部屋の扉が開きっぱなしで――足音のしない廊下は、防犯には向かぬな――などと、心の中で心にもない事を考えた。
勿論、おれも音のしない廊下を良い事に、右手のブリーフケースも肩に掛けたボストンバックもその場に投げ落としておいて、両手で胸に収まる小さく柔らかく暖かく、それからとても良い香りのする、それから……ともかく、最高に愛おしいその躯を力いっぱい抱きしめた。
「半蔵の匂いが、する」
「――くさいという事か?」
「ううん、凄くいい匂い」
「何もつけてはおらぬが、」
「半蔵の、匂い――大好き」
おれもねね殿の香りが大好きだ、とか――そういった事が云えれば良いのだが、最初の衝動はすぐに去って、我に返ったおれは無性に恥ずかしくなった。 いい歳をした男女がこんなところで抱き合っているのを他人に見られるのはあまりいただけない。 おれはともかく、ねね殿に恥をかかすわけには――
「ねね、どの」
「うん、ごめん」
どこか寂しそうに彼女はおれから躯を離し、すぐに恥ずかしそうに俯いた。 こう云う時、おれは酷く自己嫌悪に陥る。 もう少し、なんとか、もう少し、彼女を喜ばせてやる事が出来ないのだろうか、おれにも。 小太郎などは本当に彼女を喜ばせるのが得意で…止めよう、暗い気分になる。
ブリーフケースを拾い上げて、笑いながらおれを部屋に招く彼女の後に続いて気恥ずかしく(どうしてもこう云う事に慣れないのだ)部屋に入り、彼女がドアを閉める後ろ姿を見ていた。
閉めた途端に、カチリ、とドアの施錠音がして彼女は振り返った。 たった十日間目にしていなかっただけなのに、酷く懐かしい気がして、今度は自分から手を伸ばして彼女を抱きしめた。 彼女はおれの首に手を伸ばし、ぶら下がるように甘えてくる。
可愛い、愛おしい、本当に…若造という歳はとっくに過ぎたと云うのに、おれはどうしてしまったのだと思いながらも、彼女の髪を撫でる手を止められない。
不意に、頭を引き寄せられた。 頬に柔らかい唇の感触。 もう、我慢の限界だ――おれは彼女の頭を引き寄せて、出来るだけ優しくだが抑えようもなく荒々しく口づけをしてしまった。
十日だ十日、十日も逢えなかったのだ、仕方ないではないか!
言い訳がぐるぐると頭の中を廻っていたが、どんどんと胸を叩かれて我に返った。 慌てて唇を離すと、おれはそうでもなかったが、彼女は随分苦しそうに息を継いでいた…思ったより長く彼女の口を塞いでしまったらしい。 すまぬ、と耳元に囁いた声は自分でも驚くくらい低く掠れていた。 くすくすと彼女は笑って、それから首を伸ばすとおれの耳元に、
「おかえりなさい」
そう囁いたので、何故だかおれは、何と云っていいのか、嬉しいような気恥ずかしいような安堵したような泣きたくなるような、なんとも云えぬ心持ちになって――
「ただいま、」
たどたどしくそう云い、また彼女を強く抱きしめて、小太郎からも同じ言葉を聞きたいなと、ふと考えていた。
「ところで、小太郎には帰ったって知らせたの?」
「あ、」
-----
⇒end
「ただいま」「おかえり」萌え第二弾。 そうして、慌てて小太郎に電話しようとする半蔵に「いきなり直接行ったら...」と勧めたねね様でしたとさ。 デレ始めたらデレッデレッの半蔵さん、ずっとそういう設定であったにも関わらず忍だとどうしてもそれを書けなかったので、現パラで書けて嬉しい・・・え、私だけ?むぅぅ、でもそれが(・∀・)イイ ←?
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