MADDENING NOISE Memorandum
戦国無双&OROCHI中心二次創作文垂れ流し人の雑記帳
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ぼんやりとかすんでいるさま。はっきりしないさま。
不確かなさま。
「闇払う光にも似て」で次回久し振りに出てくる「朧」ちゃんです。
第五話持て余したのはなんだったのか
第八話凶風二陣
に、それぞれちょびっと出てますが、それに先行して、SSS書いてたんですよね、まったくの番外で。
絵付きカテゴリーだったから、しばし外していたんですが、再録いたしました。
未読の方いらっさったら、是非、予備知識としてでもww
管理人の頭の中では、風魔忍者ってこんなイメージですら。
不確かなさま。
「闇払う光にも似て」で次回久し振りに出てくる「朧」ちゃんです。
第五話持て余したのはなんだったのか
第八話凶風二陣
に、それぞれちょびっと出てますが、それに先行して、SSS書いてたんですよね、まったくの番外で。
絵付きカテゴリーだったから、しばし外していたんですが、再録いたしました。
未読の方いらっさったら、是非、予備知識としてでもww
管理人の頭の中では、風魔忍者ってこんなイメージですら。
----------
朧
----------
もやり、と闇は形をとった。
濃藍の髪に光を射さぬ真っ黒な瞳。
細身の肢体は抱き心地のよさそうな、女の、身体。
一糸まとわぬ姿を惜しげもなく晒していた。
「名は」
「朧」
それは風魔が便宜で呼んでいた名であろう、本当の名は――と、多分に不埒な心持で半蔵は尋ねる。
「本当も嘘もない。頭領が名付けてくれた。ゆえに朧」
低く、耳元で囁くように語るは風魔忍者の伝統なのか。
ぞくりと背筋の泡立つのを感じ、さて、如何したものかと、閨から起き上がって考えた。
「朧」
「なんだ」
「伽をしに参ったのか」
深夜、男の閨に一糸纏わぬ姿の女。
どう考えても、他に理由を思いつかなかった。
策謀と云うても、これほどあからさまに、しかも風魔がおのれに何を仕掛けるというのか――と。
「頭領に、云われて来た」
「なんと」
「半蔵の枕もとにて朝まで過ごせと」
「なにゆえ」
「知らぬ」
どういう意味か半蔵にはさっぱりわからぬ。
風魔の座興か――と、ため息をつけば、
「ただ、」
無表情だった女の唇が、扇情的につり上がった。
「妾の肌に半蔵が触れることあれば、殺しにかかれ、とそう云われた」
「なっ」
「わが頭領を誑かした半蔵を殺したい。そう思って参上いたした」
にぃ、と女は笑い、枕元に恥ずかしげもなく座りこむ。
うっすらと薄桃さした秘部が、組んだ足の間からちらりと覗く。
おのれの乳房をおのれですくい、女は明らかに、誘っている。
半蔵はふぅ、とため息をついた。
風魔め、阿呆な座興を思いつきおって――。
おそらくそれが夕の会話の折に、これを抱き心地の良さそうな女だと、
つい漏らした言葉に対する、風魔の悋気であると思えば可愛らしいとも思えぬでもないが。
――悋気一つで命のやりとりなぞ、面倒にも程がある――
嗚呼、面倒だ、と、半蔵はふてくされて再び閨に潜り込んだ。
目を開ければ女の股間を逆しまに覗きこむことになるので、ぐっと目を閉じる。
頭領の言に忠実な風魔の忍は、こちらから仕掛けぬ限り襲ってくる事はないとは確信であった。
襲って来ても、むざむざやられはせぬとは、過信ではなく、これも確信。
ややあって、相手にされぬで困ったのか、女はそっと半蔵の耳元に唇を寄せた。
「貴様から触れてきたならば、おれも相応の事をさせてもらうぞ」
目を閉じたまま半蔵は、にやり、と嗤う。
顔は見えぬが、女も嗤う気配がして
「妾から触れるは許されておらぬ。よって――」
耳元で女は小さく息を吸う。
「はん、ぞう――はんぞう――好きじゃ、惚れておる」
どれほど上手く声音をつくれるものか、風魔とまったく同じ声で女は囁く。
「半蔵、もっと可愛がってくれ、半蔵」
閨でのみ発せられる風魔の声、すればこいつは、おのれ等の睦み事をいつも聞いておるという事か――
呆れと、怒りと、確かに風魔の声に反応するおのれへの苛立ちで、
「うるさい」
と大声を上げると、布団を頭までひっかぶった。
布団の向こうで聞こえる楽しげな笑い声は、さて風魔の声であったのか朧の声であったのか。
いずれにしても、風魔忍者は性質が悪い。
半蔵は、そう、思った。
-----
⇒end
一人称「我」から「妾(あたし)」に変更しましたw エ/ロ/いようでいて実は全くの初心ちゃん設定。
このお話は、一種のパラレルだと思っていただいた方が、良いかとも思われまつ。
半蔵さんは、来る者拒まずタイプの方なのでwww 浮気とかあんまり意識してない方、、、うひっ
朧
----------
もやり、と闇は形をとった。
濃藍の髪に光を射さぬ真っ黒な瞳。
細身の肢体は抱き心地のよさそうな、女の、身体。
一糸まとわぬ姿を惜しげもなく晒していた。
「名は」
「朧」
それは風魔が便宜で呼んでいた名であろう、本当の名は――と、多分に不埒な心持で半蔵は尋ねる。
「本当も嘘もない。頭領が名付けてくれた。ゆえに朧」
低く、耳元で囁くように語るは風魔忍者の伝統なのか。
ぞくりと背筋の泡立つのを感じ、さて、如何したものかと、閨から起き上がって考えた。
「朧」
「なんだ」
「伽をしに参ったのか」
深夜、男の閨に一糸纏わぬ姿の女。
どう考えても、他に理由を思いつかなかった。
策謀と云うても、これほどあからさまに、しかも風魔がおのれに何を仕掛けるというのか――と。
「頭領に、云われて来た」
「なんと」
「半蔵の枕もとにて朝まで過ごせと」
「なにゆえ」
「知らぬ」
どういう意味か半蔵にはさっぱりわからぬ。
風魔の座興か――と、ため息をつけば、
「ただ、」
無表情だった女の唇が、扇情的につり上がった。
「妾の肌に半蔵が触れることあれば、殺しにかかれ、とそう云われた」
「なっ」
「わが頭領を誑かした半蔵を殺したい。そう思って参上いたした」
にぃ、と女は笑い、枕元に恥ずかしげもなく座りこむ。
うっすらと薄桃さした秘部が、組んだ足の間からちらりと覗く。
おのれの乳房をおのれですくい、女は明らかに、誘っている。
半蔵はふぅ、とため息をついた。
風魔め、阿呆な座興を思いつきおって――。
おそらくそれが夕の会話の折に、これを抱き心地の良さそうな女だと、
つい漏らした言葉に対する、風魔の悋気であると思えば可愛らしいとも思えぬでもないが。
――悋気一つで命のやりとりなぞ、面倒にも程がある――
嗚呼、面倒だ、と、半蔵はふてくされて再び閨に潜り込んだ。
目を開ければ女の股間を逆しまに覗きこむことになるので、ぐっと目を閉じる。
頭領の言に忠実な風魔の忍は、こちらから仕掛けぬ限り襲ってくる事はないとは確信であった。
襲って来ても、むざむざやられはせぬとは、過信ではなく、これも確信。
ややあって、相手にされぬで困ったのか、女はそっと半蔵の耳元に唇を寄せた。
「貴様から触れてきたならば、おれも相応の事をさせてもらうぞ」
目を閉じたまま半蔵は、にやり、と嗤う。
顔は見えぬが、女も嗤う気配がして
「妾から触れるは許されておらぬ。よって――」
耳元で女は小さく息を吸う。
「はん、ぞう――はんぞう――好きじゃ、惚れておる」
どれほど上手く声音をつくれるものか、風魔とまったく同じ声で女は囁く。
「半蔵、もっと可愛がってくれ、半蔵」
閨でのみ発せられる風魔の声、すればこいつは、おのれ等の睦み事をいつも聞いておるという事か――
呆れと、怒りと、確かに風魔の声に反応するおのれへの苛立ちで、
「うるさい」
と大声を上げると、布団を頭までひっかぶった。
布団の向こうで聞こえる楽しげな笑い声は、さて風魔の声であったのか朧の声であったのか。
いずれにしても、風魔忍者は性質が悪い。
半蔵は、そう、思った。
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⇒end
一人称「我」から「妾(あたし)」に変更しましたw エ/ロ/いようでいて実は全くの初心ちゃん設定。
このお話は、一種のパラレルだと思っていただいた方が、良いかとも思われまつ。
半蔵さんは、来る者拒まずタイプの方なのでwww 浮気とかあんまり意識してない方、、、うひっ
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