MADDENING NOISE Memorandum
戦国無双&OROCHI中心二次創作文垂れ流し人の雑記帳
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SSSとも云えないような、超短文、更新履歴にも載せません。
「手を繋ごう」
コタねね・半ねね・三>ねね の順番で並んでおります。
開いてしまえば好きなCPだけ読むのは難しいかもしれませんので、お気をつけて。
一応、まったく何も示唆はありませんが、コタねね はOROCHI世界背景、半ねねと三>ねねは戦国背景、そんなイメージの私の世界観です。
雑多雑食OKの方だけ開いて下さい。
一応ほのぼのだけど、私のほのぼのと貴女のほのぼのが同じだとは限りません。
ほんと、気をつけて開いてね。
リハビリ突発企画です。
「手を繋ごう」
コタねね・半ねね・三>ねね の順番で並んでおります。
開いてしまえば好きなCPだけ読むのは難しいかもしれませんので、お気をつけて。
一応、まったく何も示唆はありませんが、コタねね はOROCHI世界背景、半ねねと三>ねねは戦国背景、そんなイメージの私の世界観です。
雑多雑食OKの方だけ開いて下さい。
一応ほのぼのだけど、私のほのぼのと貴女のほのぼのが同じだとは限りません。
ほんと、気をつけて開いてね。
リハビリ突発企画です。
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コタねね
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すい、と白い手が伸びてきた。 己の青白く逞しい手を見つめて、男は戸惑う。 伸ばされた手の平はとても柔らかそうで暖かそうで、己の手で握ればそれは忽ち壊れてしまいそうに思えたのだ。
だが、その白い手は、まるで此方を急かすかのように、ひらひらと揺れて――。
「さあ、行こう、小太郎」
じっとそれを見つめていた風魔は、顔を上げる。 きらきらと陽光を受けた黒曜の瞳を煌めかせ、ねねが笑っていた。
「なんだ、この手は」
意味などわかっているのに、風魔はそう云ってねねの笑顔から目を背ける。 本当はもっとその笑顔を見ていたいのだ、それも重々承知していること。
「あらぁ、あたしと手を繋ぐのは嫌だってのかい?」
いたずらっぽく瞳を揺らして、ねねは風魔の顔を覗き込む。
「嫌に決まっておる」
そっぽを向いたままそう云った。 けれど、ねねはその手を引っ込める気配すら見せず、風魔の目の前でひらひら、ひらひら、白い手が揺れる。
掴んだら壊れてしまう、これを掴んだら、壊してしまう。
わかっていても、揺れる白い手の平から目を離せない風魔であった。
***
-------
半ねね
-------
すい、と白い手が伸びてきた。
「ねね殿」
たしなめる様に、半蔵はねねの黒曜の瞳を見つめる。 いたずらっぽく輝くそれは、一瞬困ったように瞬いた。
「駄目、かい?」
――そのようなお顔をされては…。
心の底で小さくため息をつきつつも、半蔵は頷く。 白い手は存外素直に降ろされた。
ごめんよ、ねねのか細い声を胸の痛みと共に聞きながら、手ぐらい握って差し上げればよかったろうか…、一瞬の後悔ののち、否、と己を戒める。
此れを握っては壊れてしまう、此れを握っては、己を止める術がない。
たかが手を繋ぐだけの、子供の様なあどけない行為一つで均衡を崩すこの関係が、恐ろしく思える半蔵であった。
***
---------
三>ねね
---------
すい、と目の前に差し出された小さな白い手。 驚いて顔を上げれば、にこにこと屈託の無い笑顔を浮かべるねねの顔があった。 思わず目を丸くして、「なんです?」そう尋ねた。
「一緒に行こう、三成」
この人は…心中穏やかである筈もなく、三成は大仰にため息をついてみせる。
「俺がそんなに危なっかしいとでもおっしゃるつもりですか」
そっぽを向いてそう云えば、即座に「うん」と返された。 不機嫌顔を隠す術は元より持ち合わせていない。 思いきり眉間にしわを寄せて、三成はねねの顔を睨んだ。
「だってあんた本当に危なっかしくて、見てられないんだもん」
にこにこと笑ってそう云い放つと、ねねは、だらりと垂らした三成の手をぎゅっと握る。
「貴女はいつまで俺を子供扱いするつもりですか」
握られた手を強く引いてみても、存外ねねの力も強くて、繋いだ手は離れなかった。
「そうだねぇ、あたしが死ぬまで、あんたはあたしの子供だよ」
ぎり、と三成は唇を噛んで、ねねのキラキラ輝く瞳を見詰めた。
いつか、いつか、そんな事、口が裂けても云えない様にして差し上げる。 今は無理でも、きっといつか…。
そう思いながらも己の手を掴む柔らかく暖かい手の感触に、それを再び振り払おうとはしない三成であった。
***
手を繋ごう三種、小太郎と三成は子供扱い、半蔵にはちょっと違うねねタン。
そして、半蔵≧小太郎>三成 な順番の当家の一般向け的彼らの男前度。
いや、三成好きなんですよ、本当に。 男前だと思ってるんですけど、若造で女性には不慣れな方が、面白いかなーっと思ってw
お粗末さまでした^^
コタねね
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すい、と白い手が伸びてきた。 己の青白く逞しい手を見つめて、男は戸惑う。 伸ばされた手の平はとても柔らかそうで暖かそうで、己の手で握ればそれは忽ち壊れてしまいそうに思えたのだ。
だが、その白い手は、まるで此方を急かすかのように、ひらひらと揺れて――。
「さあ、行こう、小太郎」
じっとそれを見つめていた風魔は、顔を上げる。 きらきらと陽光を受けた黒曜の瞳を煌めかせ、ねねが笑っていた。
「なんだ、この手は」
意味などわかっているのに、風魔はそう云ってねねの笑顔から目を背ける。 本当はもっとその笑顔を見ていたいのだ、それも重々承知していること。
「あらぁ、あたしと手を繋ぐのは嫌だってのかい?」
いたずらっぽく瞳を揺らして、ねねは風魔の顔を覗き込む。
「嫌に決まっておる」
そっぽを向いたままそう云った。 けれど、ねねはその手を引っ込める気配すら見せず、風魔の目の前でひらひら、ひらひら、白い手が揺れる。
掴んだら壊れてしまう、これを掴んだら、壊してしまう。
わかっていても、揺れる白い手の平から目を離せない風魔であった。
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半ねね
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すい、と白い手が伸びてきた。
「ねね殿」
たしなめる様に、半蔵はねねの黒曜の瞳を見つめる。 いたずらっぽく輝くそれは、一瞬困ったように瞬いた。
「駄目、かい?」
――そのようなお顔をされては…。
心の底で小さくため息をつきつつも、半蔵は頷く。 白い手は存外素直に降ろされた。
ごめんよ、ねねのか細い声を胸の痛みと共に聞きながら、手ぐらい握って差し上げればよかったろうか…、一瞬の後悔ののち、否、と己を戒める。
此れを握っては壊れてしまう、此れを握っては、己を止める術がない。
たかが手を繋ぐだけの、子供の様なあどけない行為一つで均衡を崩すこの関係が、恐ろしく思える半蔵であった。
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三>ねね
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すい、と目の前に差し出された小さな白い手。 驚いて顔を上げれば、にこにこと屈託の無い笑顔を浮かべるねねの顔があった。 思わず目を丸くして、「なんです?」そう尋ねた。
「一緒に行こう、三成」
この人は…心中穏やかである筈もなく、三成は大仰にため息をついてみせる。
「俺がそんなに危なっかしいとでもおっしゃるつもりですか」
そっぽを向いてそう云えば、即座に「うん」と返された。 不機嫌顔を隠す術は元より持ち合わせていない。 思いきり眉間にしわを寄せて、三成はねねの顔を睨んだ。
「だってあんた本当に危なっかしくて、見てられないんだもん」
にこにこと笑ってそう云い放つと、ねねは、だらりと垂らした三成の手をぎゅっと握る。
「貴女はいつまで俺を子供扱いするつもりですか」
握られた手を強く引いてみても、存外ねねの力も強くて、繋いだ手は離れなかった。
「そうだねぇ、あたしが死ぬまで、あんたはあたしの子供だよ」
ぎり、と三成は唇を噛んで、ねねのキラキラ輝く瞳を見詰めた。
いつか、いつか、そんな事、口が裂けても云えない様にして差し上げる。 今は無理でも、きっといつか…。
そう思いながらも己の手を掴む柔らかく暖かい手の感触に、それを再び振り払おうとはしない三成であった。
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手を繋ごう三種、小太郎と三成は子供扱い、半蔵にはちょっと違うねねタン。
そして、半蔵≧小太郎>三成 な順番の当家の一般向け的彼らの男前度。
いや、三成好きなんですよ、本当に。 男前だと思ってるんですけど、若造で女性には不慣れな方が、面白いかなーっと思ってw
お粗末さまでした^^
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