MADDENING NOISE Memorandum
戦国無双&OROCHI中心二次創作文垂れ流し人の雑記帳
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別になんのカップリングでもなく、単品半蔵+単品風魔がただ酒飲んでいるお話。
ヤマもオチも意味もなし、願望と妄想で出来てる一品。
SSS千字にも満たない。
「侵蝕」とむっちゃ被り。
忍じゃない戦国終わった後の彼ら。
のんびりと、ぼんやりと。
人間が大好きだ!と思っているのは管理人(w
ヤマもオチも意味もなし、願望と妄想で出来てる一品。
SSS千字にも満たない。
「侵蝕」とむっちゃ被り。
忍じゃない戦国終わった後の彼ら。
のんびりと、ぼんやりと。
人間が大好きだ!と思っているのは管理人(w
「のう、人はなかなかには鬼にも魔にもなれぬものであるな」
どこか、晴れ晴れとした表情で半蔵はそう云った。
頭を掻き、継いだ言葉は気恥ずかしげに風魔の耳に響く。
「忍びの道、鬼の道、人に在らざる者になるべく道を極めた果てになれたのは――――」
「なんだ」
「人であったな」
風魔は青白い唇を歪め、ふんと鼻を鳴らした。
「で、あればうぬの生、大したものであったと云わねばなるまい」
「……で、あろうが」
とくとくと、互いが互いの盃になみなみと酒を満たし、二人は互いを見あったまま、にやりと口の端を歪めた。
「うぬとの決着つかぬまま、戦を止めるはつまらぬものだと思うていたが」
「おう、おれとてもそう思うていた」
「だが、今はつかずで良かったと思えるのが果たして……」
「つかずで良かった」
「そうか」
「そうだ。 なによりそれ――」
半蔵はぐいと盃をあおり「この様にうまい酒が飲めるのが良いではないか」そう言って、まことに楽しそうに声を立てて笑うのだ。
それには風魔も目を丸くして「うぬが斯様に陽気な男だとは知らなんだ」続いて負けじと盃をあおる。
月はまるまると太った姿を杉の木立の間にちらほらと見せていた。
夏の夜は生ある者の息吹がやかましく、じっとりとした熱気と共にそれらの生気が鬱陶しいほどに絡みつく。
けれどもまあ、下らぬ戯言をほざきながら、安酒をうまいうまいと飲んでいられれば、そんな夜もまた心地良いと思えるのだから、人とはまこと易いものだ。
己の腕に吸い付いてたっぷりと血を吸った蚊を叩いて潰して風魔はそんな風に思った。
音にそちらを凝視して、青白い肌に散った赤い血の残骸を目に留めた半蔵が「おう、見事に赤い、赤い血だ」妙に嬉しそうにそう騒ぐ。
「うぬは我をなんだと思うておったのだ」
風魔は呆れ顔で半蔵の顔を見て、その頬に蚊が吸い付いているのに気付くと、少々強めにその頬を叩いた。
「…いたい」
半蔵はそう云って、おのれの頬を押さえておいて、また楽しそうに声を出して笑うのだった。
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⇒end
陽気な半蔵、とかwww
お仕事から解放された二人はこんな風になればいいよ。
毎晩二人で楽しく酒酌み交わして、果てはアル中で手をぷるぷるさせてればいいという妄想というか願望~(w
「侵蝕」とメッチャかぶってるけど、あの世界ではいつだって奴らはこんな夜を過ごして居ればいいなぁとか思っているという事デスw
ねねも交ればもっと陽気な奴らになるんじゃないかなぁとか思いつつ、結構半蔵君が男前ぶろうとして、風魔にからかわれて険悪になりそうな気もします。
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