引き倒した女が高い悲鳴を上げる。今更そんな可愛らしい声を出してみせようが、わき起こった獣欲の火を消し去るつもりは半蔵には一切無かった。

－－こちらが大人しく言葉で諭している間に折れぬからこう云うことになる。

　組み敷いた女の濡れた黒耀石の輝きを持つ瞳が、驚きと恐れの光を宿し半蔵を見上げていた。真っ赤な唇がわなないているのを冷たく見下ろし、それが言葉を吐き出す前に己の唇できつく蓋をしてやる。声にならないくぐもった悲鳴は、すべて彼の口の中に消えた。もぎ取る様な口づけの間に、半蔵は懐から細身の縄を取り出た。女の両手を手際よく縛り上げ、縄の端を頭上の柱にきつく結わえる。
　女は激しく身をよじったが、半蔵の全てを奪い尽くすかの様な口付けと、抑えつける強い力に大した抵抗が出来ぬまま、気付けば既に装束の上から豊かな乳房を好きなようになぶられ始めていた。

「やめ、やめて、半蔵っ」

　長い口付けからようやく解放されて、女は声を上げると、即座に半蔵の手が止まった。一瞬安堵の息をついた彼女だったが、おのれの腹の上に跨る男の表情を見て息をのんだ。

「おれをなんだと思っていたのだ？」

　半蔵はゆるりと口を開いた。腹の底の悪意が、唇から言葉の衣を纏ってこぼれ出ているかのように彼には感じられた。女は男の言葉の意味が判らずに、ただその悪意のみを感じとっていやいやと顔を左右にふる。

「貴様に懐いた犬の一匹だとでも思っていたのか」
「そんな、ちがう、はんぞっ！」
「まあ、良い」
「はんっ…」
「今宵の貴様の命運は決まった」
「いやっやだっ」
「犬に犯され、存分によがり狂え」
「やっぃやぁぁぁっ！」

　のしかかる黒い影に白き肌は蹂躙され、否定を示す悲鳴は、やがて甘い嬌声に変わる。
　長い夜は始まったばかりだ。

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　うん、始まったばかりなんですけどねｗｗｗｗｗ
　センムソ３の二人のイメージです☆
　ねねが、半蔵の必要な書状を先に手に入れてて、それを半蔵に「渡せ」と言われたにも関わらず「いやよ」と突っ撥ねたらどうなるかなぁ、と妄想してて、あれやこれやと問答はするだろうけれど、例によってねねの理屈はちょっと素っ頓狂だと思う訳です。んで、半蔵君「ぶちっ」とキレて、こうなったら愉しいなぁぁと、うん、もっぱら私がｗｗｗ
　んで、こうなったらもう、普段の鬱憤もあいまって、半蔵止まらねぇよちょっとという妄想な訳です♪
　このままねねが泣いちゃうまで半蔵がいじめればいいと思います。
　んでも本当に見たいのはそっから先の話なんですよね、何度も言うけれど（私は行為の直後の話が書きたいどっちかってーと）
　こう、さんざんし倒した後、ねねがひくひくしてて、半蔵もちょっと疲れてて、さてどうしたもんか？と互いに困ってしまっててね、仕方ないから半蔵が『ここは悪者に徹しなければ』とか思って「男には気をつける事だ」とか嘲笑含みで言い捨てて去ろうとしているところで、ねねが半蔵の着物の袖を掴んで「いや」とか言うわけ。

「…離せ」
「や、だ、行かないで、半蔵」
「な、」
「いかないで」

　まだ着物を肩に羽織っただけの生々しい裸体のままねねは半蔵に取りすがり、半蔵は「え？」「ええ？」って状態になっちまえばいいと思うよ、うん。それでも意地をはって

「どうした、抱かれて惚れたか、おれに」

　なんて嘲笑ってみても、実のところ内心はドキドキ。だって半蔵はねねが好きだったんだもん。好きだけど、どうせ思いは叶わないとか悶々としてるところにねねが可愛らしく悪戯を仕掛けてくるもんだから自制のタガが外れちゃったんだもん、したらねねが、「ううん」と否定を示す。『やっぱりね』って感じにでも内心の落胆を露とも見せない半蔵が「ならば手を離せ」と冷たく言うと

「あたし、ずっと前からあんたの事好きだった、半蔵」

　とか爆弾宣言！半蔵「え？」「ええ？」(・_・ ・_・)

「だから、こんな風なのは悲しいけど、でもこうなって本当は嬉しいの、あたし」
「ごめん、今夜だけでもあんたの女でいさせて、半蔵」

　とかとかーーー！こういうのかなり美味しい！もっぱら私が＼(^o^)／

　ま、それよりなによりもっと美味しいのは、まさかねねが自分に好意を持っているなんて思っても居なかったからこそ凶行に及んだ半蔵が、ある意味取り返しのつかない事をしちまった事実に気付いて苦悩する様なのでした。

『こんな事をしておいて、もう今更惚れていただの何だのと口が裂けても云う事が出来る訳がないではないか』

　嗚呼、やっぱり相変わらず絶賛歪み中の私の愛♪

　すんません、お粗末さまでしたm(__)m