MADDENING NOISE Memorandum
戦国無双&OROCHI中心二次創作文垂れ流し人の雑記帳
カテゴリー
拍手御礼(157)|
半コタ半(SSS)(28)|
くの受(SSS)(3)|
ねね受(SSS)(16)|
その他(SSS)(12)|
妄想・雑記(286)|
頂き物(24)|
絵付き(19)|
バトン(18)|
お祝絵(2)|
その他(8)|
絵チャ(9)|
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
うえ~~~ん、うぇ~~~~ん orz
よそ様の、死にネタというか来世ネタのSSを読んで、とっても良いお話であったにも関わらず
「いやだぁぁぁ~~~~」と泣いてしまった私は、思わず
死にネタ書いたorz 意味わからん orz
そういう、愛。
うちは、そういう、愛。
って事で、以下半コタSSS 死ネタあり
よそ様の、死にネタというか来世ネタのSSを読んで、とっても良いお話であったにも関わらず
「いやだぁぁぁ~~~~」と泣いてしまった私は、思わず
死にネタ書いたorz 意味わからん orz
そういう、愛。
うちは、そういう、愛。
って事で、以下半コタSSS 死ネタあり
『今生限りの。』
愛して、愛して、愛していても、それは今生の、これきりの思い。
来世などがあろうはずもなく、いやあったとしても、これは、今だけの――。
「半蔵――」
「すまぬ」
黒衣をぐっしょりと己が血で濡らし、影は心底申し訳なさそうに呟いた。
魔は、青白い唇を震わせて再び影の名を呼ぶ。
「はんぞう」
「小太郎――共に生きられなくなった、誠に、すまぬ」
「すまぬと思うならば、うぬの命のあるうちにする事があろう」
「うむ」
魔は、震える影の腕に己がたくましい腕を添え、血で滑る影の武器をしっかりと握らせた。
「仕損じるなよ」
「う、む」
影の意識は遠くなり、武器を持つ手もおぼつかぬ。魔は再び影の名を呼んだ。
「やれ、半蔵。うぬの手でけじめをつけよ」
閉じかけた瞼をぱちりと開き、己が武器を握りしめる。死にかけの者とは思えぬ程の力で、影は、おのれを抱きとめる魔の首を掻き切った。ごぼり、と頭上の青白い唇から血塊がこぼれ落ち、影の顔を朱に染める。
琥珀と碧眼はにっこりと見つめ合い、口づけをするように互いの顔を寄せると、魔はばたりと倒れた。
「なかなかに、良い生であった」
どちらがどちらの耳元に囁いた言葉かは知れぬ。
ただ、影も、魔も、満足気な微笑みを浮かべたまま、その躯を野に晒しているのであった。
今生を共に生る。
どちらをどこにも置き去りにせぬ。
その為に誰よりも強くなる。
もし、それでもその願い叶わぬ事があったなら、、、どちらかが先に死することあったれば、
おれを、
われを、
殺せ。
黄泉路を共に歩むこと叶わずとも、ともあれ、それで、互いの今生は、仕舞いであれば――。
それは、二人だけの、固い約束――。
愛して、愛して、愛していても、それは今生の、これきりの思い。
来世などがあろうはずもなく、いやあったとしても、これは、今だけの――。
「半蔵――」
「すまぬ」
黒衣をぐっしょりと己が血で濡らし、影は心底申し訳なさそうに呟いた。
魔は、青白い唇を震わせて再び影の名を呼ぶ。
「はんぞう」
「小太郎――共に生きられなくなった、誠に、すまぬ」
「すまぬと思うならば、うぬの命のあるうちにする事があろう」
「うむ」
魔は、震える影の腕に己がたくましい腕を添え、血で滑る影の武器をしっかりと握らせた。
「仕損じるなよ」
「う、む」
影の意識は遠くなり、武器を持つ手もおぼつかぬ。魔は再び影の名を呼んだ。
「やれ、半蔵。うぬの手でけじめをつけよ」
閉じかけた瞼をぱちりと開き、己が武器を握りしめる。死にかけの者とは思えぬ程の力で、影は、おのれを抱きとめる魔の首を掻き切った。ごぼり、と頭上の青白い唇から血塊がこぼれ落ち、影の顔を朱に染める。
琥珀と碧眼はにっこりと見つめ合い、口づけをするように互いの顔を寄せると、魔はばたりと倒れた。
「なかなかに、良い生であった」
どちらがどちらの耳元に囁いた言葉かは知れぬ。
ただ、影も、魔も、満足気な微笑みを浮かべたまま、その躯を野に晒しているのであった。
今生を共に生る。
どちらをどこにも置き去りにせぬ。
その為に誰よりも強くなる。
もし、それでもその願い叶わぬ事があったなら、、、どちらかが先に死することあったれば、
おれを、
われを、
殺せ。
黄泉路を共に歩むこと叶わずとも、ともあれ、それで、互いの今生は、仕舞いであれば――。
それは、二人だけの、固い約束――。
PR